別名:憎しみの果てに。義理の父と妻を侮辱することは、他ならぬ自分を侮辱することだと、世子は刀を昭媛の首に当て震え上がらせたものの、斬るには至らず、世子妃は胸をなで下ろす。この騒ぎが耳に入ったのか、英祖は挨拶に訪れた世子の体を内官に改めさせる。失意から人を避け閉じこもった世子。ひそかに酒を飲んでいるのではという昭媛の讒言に、禁酒令を破るとは何事かと英祖は怒る。英祖の頭ごなしの怒りは世子の失意を膨らませ、2人の溝は更に深まる。