羽鳥チセ15歳。 身寄りも、生きる術も、希望も何一つ持たぬ彼女を金で買ったのはヒト為らざる魔法使い・エリアスだった。彼に『弟子』兼『花嫁』として招き入れられたチセは戸惑いつつも、停まっていた時を動かし始めてゆく……。
学院への招待が届き準備を進めるチセたちのもとに、不気味な馬を連れたスプリガンが現れ「今回の亡霊猟団の様子がおかしい」と語る。一方、倫敦(ロンドン)から移り住み日々に退屈する少年・ガブリエルは、窓の先に見えた紫煙を追いかけて家を抜け出し、魔法使いたちの世界と出会う。