はじめは皆を大広間に集め、錬金術館で起きた恐るべき連続殺人事件の真相を解き明かしていく。今回、番組「財宝を探せ!」の収録のために恋琴島にやってきた一行。はじめはターゲットを1人ずつバラバラに手を下して警戒されるより、孤島で一堂に会するこのロケは犯人にとって千載一遇のチャンスだったと強調する。この後、はじめは4人の被害者を順番に整理していく。 最初に殺害されたのはADの繭村。犯人が奇怪な扮装をしてビデオに撮られたのはターゲットたちに警戒されないための巧妙な心理トリック。巨大な剣を消し、神出鬼没の怪人のイメージを植え付け、本当の動機をすぐに悟られないようにしたのだ。2人目の被害者はタレントの深森蛍。犯人はこの密室殺人によって金属をすり抜ける怪物のイメージを強調したのだ。ディレクターの鬼沢龍子が第3の被害者。はじめは犯人が鬼沢の部屋に置かれたペットボトルの水に下剤を仕込み、トイレで待ち伏せしていたと推理する。4人目の犠牲者はカメラマンの不二森。彼だけは花瓶で頭を殴られて殺害されていた。 次にはじめは消えた剣と密室の謎に迫る。この謎を解く第1のヒントは賢者の石、エリクシール。絵崎が建てた錬金術館は錬金術にかかわる要素を取り入れて造られたもの。はじめは部屋の扉を分厚い金属の塊で作り上げたのには意味があると説明する。第2のヒントは部屋番号。はじめは元素の周期表を皆に見せ、部屋番号は巨大な金属製の扉は材質を示したものだと教える。 50号室、蛍の部屋の扉に使われているのは錫(すず)。錫の融点は231.97度で、簡素なバーナーでも十分に溶かせるの