殺人犯のいる絶海の孤島、恋琴島に閉じ込められたはじめたち。自分の身は自分で守るしかなく、園光寺はかんぬきを掛け、相手を確認できるまで扉を開けるなと皆に注意を促す。錬金術師は2階に上がったまま姿を消し、凶器の大きな剣も見つかっていない。一色は錬金術師が財宝を守るため、皆の命を狙っていると考える。深夜、蛍は自分の部屋(50号室)でスヤスヤと眠っていた。この部屋の扉に内側から掛けられたかんぬきに何者かの手が伸びて扉は開かれる。姿を見せたのは仮面の錬金術師だった。 翌朝、部屋(26号室)の扉を叩く音で目覚めたはじめは扉の下に入れられた玲香の髪飾りに気付き、玲香の身を案じる。はじめは玲香の部屋で血まみれになった蛍の服を発見。すぐに蛍の部屋に向かうが、扉はかんぬきが掛けられていた。はじめが扉を叩くと、寝起きの玲香が出てくる。ベッドでは蛍が胸を刺されて絶命していた。部屋は密室状態で、蛍を殺害できたのは中にいた玲香だけだった。 玲香は大広間で皆に事情を説明する。昨夜、何者かに布で口と鼻を塞がれ、意識を失った玲香。今朝、はじめに起こされた時には蛍の部屋にいたという。谷河は話を信じずに玲香が蛍を殺害したと疑う。密室の謎を解かない限り、玲香は罪を逃れられない状況だが、一色は錬金術師なら金属の扉をすり抜けて犯行が可能だと訴える。続けて一色は自らの素性を告白。彼女は天才物理学者、絵崎の娘だった…。 谷河は一番の容疑者である玲香を部屋に閉じ込めて欲しいと要求。玲香はその要求を受け入れ、美雪は玲香の無実を信じて一緒に付き添う事に。玲香と美雪は