秋月(北村有起哉)に連れられて白無垢に身を包んだ八重(綾瀬はるか)が、尚之助(長谷川博己)の待つ山本家の門をくぐった。八重の見違えるような美しさに目を奪われる尚之助。その後、婚礼の祝宴では酒に弱い尚之助が酔いつぶれ、八重が担いで2人の新居に運び込む。部屋には、京から覚馬(西島秀俊)が送った紅が届いていた。目を覚ました尚之助は自ら指に紅を取り、そっと八重の唇に置くのだった。夫婦になっても2人の関係は変わることなく、八重は尚之助と共に新式銃の開発にいそしむ。 そのころ京では、覚馬が目の異変に気づき、広沢(岡田義徳)と共に医者を訪ねていた。そこで失明率の高い“白そこひ”と診断され、覚馬はがく然とする。 そして、幕府が第二次長州征伐へ動き出そうとしているその裏で、西郷吉之助(吉川晃司)ら薩摩は、岩倉具視(小堺一機)と共に新しい動きを見せ始めていた。