町で或る女に助けられた紋次郎は、船の難破で死んだ盗賊の頭と勘違いされる。その盗賊の一味が女の産まれた村に立て籠った。女は村に帰っており、借りを返すため、村へ走る紋次郎。しかし、人質となり刀も奪われてしまう。女は死んだ盗賊の頭の女房で、冷たい仕打ちを受けた故郷の村を憎んでいたのだった。