追分宿で佐渡送りの罪人が目籠破り。同じ宿場で紋次郎は、以前から恨みを買っている貸元の身内に追い回され、旅籠屋に飛び込む。そこで一人の女郎にかくまわれた。女は女郎の生活に疲れ果て、逃がして欲しいと紋次郎に頼むのだった。しかし、逃げ出す本当の理由は、恋人――目籠破りの罪人だった。