火薬が流出した疑いで、関所の通過が難しい。紋次郎は折檻で重体になった娘と共に足抜けした五人の女郎と、ふとしたことから山越えをすることに。女の一人は火薬売買の元締の差し金で、硝石の証文を他所へ運び出す目的を持っていたのだが…。女以外を口封じのため消そうとする追手をかわし、生き残ったのは全部で四人。しかし…。