泥酔した様子の水無瀬(本島純政)から着信を受けて駆け付けた蛭川(上村謙信)。介抱しながら、二人はそのまま水無瀬の家へと足を運ぶ。 あの上映会の日に観られなかった蛭川の監督作『月を浮かべる』のパンフレットを読んだ水無瀬は、蛭川が新しい恋を歩んでいると思い込んでいた。そのことを聞いた蛭川は水無瀬に―――。