4月。高校デビューで軽音部への入部を目指す、新入生のウタ。しかし、いざ軽音部のキラキラした男女が談笑をしている様を目の当たりにしたウタは、極度のネガティブな性格が災いしなかなか踏み出せず――
はじめてのアカペラ練習に苦戦するウタ。そんな中、部長アイリが見つけた新部員候補が話題に。アカペラ特有のパート「ボイスパーカッション」担当として迎え入れるために、部員総出で勧誘に向かうが――
アカペラバンドの花形、リードボーカルに指名されるウタ。音楽経験豊富で自分こそがリードだと信じていたムスブに敵視されるストレスで眠れない日々を過ごしていた。そんな中、思わぬ出会いがあり――
自分の言葉で傷つけてしまったクマに、一緒にアカペラがやれたらと部活に誘うウタ。「歌うことなんて自分からはもっとも遠い」と拒絶するクマ。彼女の苦悩に寄り添うために必死で悩むウタだが――
ついに6人揃ったアカペラ部。夏休みの登校日に初ライブの予定が決まり、本格的に練習が始まる。そんな彼女たちの前には期末テストが迫っていた。夏休み中の補修を回避するために結束する1年生だが――
アカペラ部は路上ライブに挑戦。人前で歌うことの不安に震えるウタだが、部員たちの言葉に自分を奮い立たせる。それぞれの思いを乗せて、夏休みの登校日、はじめてのステージへ――
登校日ライブの後、部活に来なくなってしまったムスブとウルル。一日にして形を変えてしまったアカペラ部。ようやくできた自分たちの居場所をこのまま終わらせないためにウタとクマは立ち上がる――
ウタは、ムスブのことを理解するためにキッカを通じてParabolaに話を聞きにいく。アカペラで音楽シーンを変えるという野望を持つリーダーのミズキに、部活でアカペラをすることの意味を改めて問われ――