探偵は九条財閥当主の未亡人・冨士子からの依頼を受け、執事として九条家に潜入する。冨士子は夫・正道の死後、九条家の総資産・3000億円を一人で相続することになってから、何者かに命を狙われていた。探偵は冨士子を世話するメイド・好江の協力を得て、関係者を調査する。その後響子の調査で、正道には20年前に病死した愛人・頼子がおり、二人の間に隠し子がいることが分かるが、鍵を握っているとされた馬場が刺殺される。