天城恭一(速水もこみち)が佐藤唯(松井愛莉)の言い付けを守り、唯に関わらなくなって数日、唯は愛犬を亡くして初めての誕生日を迎える。一人きりの寂しさに襲われ、なかなか寝付けない唯。よりによって外は嵐。窓に打ち付ける風が気になり唯がふと外をのぞくと、そこには風雨の中、花束を手に立ち続ける天城の姿が!無視を決め込む唯だが、しばらくしてサイレンの音が響き渡り…!?後日、唯は先輩の石川麻美(片山萌美)に誘われ合コンに出かける。相手はライバル製薬会社の宮川(ショーゴ/東京ホテイソン)と姫田(たける/東京ホテイソン)。店の片隅には、またしても恭一の姿が!気持ち悪さを紛らわそうと酒をあおる唯。しかし、その酒にはある罠が仕掛けられていて…。
天城恭一(速水もこみち)の誕生日会が大々的に催される。招待を受けた佐藤唯(松井愛莉)は頑なに出席を断るが、社長秘書の名取蒼(入江甚儀)から、パーティーで天城のメンツに泥を塗れば、天城との縁を切れると言われ、しぶしぶ出席を承諾する。会場に到着した唯は、招待客の多さと各界の要人が居並ぶ雰囲気に圧倒される。その中には天城の父で会長(渡辺裕之)の姿も。天城は父に、唯を「僕の大切な女性です」と堂々と、かつ一方的に紹介。周囲が一瞬静まり返ったところで唯はすかさず、恭一の事を「心の底から気持ち悪い!」と言ってのける。再び訪れた静寂に、唯は「立派にやらかした」と確信。さらに、天城の首を締め上げたり、顔に水をぶちまけたり、十分に天城のメンツを潰して会場を後にする唯。だが、その胸中にはひとつ心残りがあった。それは…。
佐藤唯(松井愛莉)は再び社長秘書の名取蒼(入江甚儀)に懇願され、天城恭一(速水もこみち)との温泉旅行に駆り出される。今回は唯と名取が恋人になったふりをして、天城を諦めさせるという作戦を計画。石川麻美(片山萌美)もその仲間に加わる。旅行当日。唯は名取の雑な距離感の縮め方に嫌悪感を抱くも、作戦を全うすべく必死に堪え続ける。しかし、その甲斐なく天城には何の変化も現れない。そんな中、酔っ払った麻美の介抱をするために名取が中座。間が持たない唯は天城に酌をし続ける。その結果、天城も泥酔。唯が注いだ酒で死ぬなら本望と、天城は恍惚感とともに寒空の外廊下に倒れこむ…!?さすがに放って置くこともできず、唯は天城を部屋まで連れて行く。そこで図らずも、唯は天城と二人きりになってしまい…。
佐藤唯(松井愛莉)は、天城恭一(速水もこみち)の車に落としたイヤリングを受け取るため、ある会議場を訪ねる。そこで唯は、エレベーターで二人きりになった男から、いきなり“アゴクイ”をされてしまう!男は医師の藍田航之郎(平岡祐太)。手術成功率100%を誇るスーパードクターで、天城の大学時代の同期。また、同じく同期でノーベル賞候補の研究者、三島冴(田中道子)までが登場し、唯は彼らの超高スペックさに圧倒される。そんな2人に、天城は唯を「僕の恋人」と紹介。だが、冴は唯の否定を待たず「恭一は私のもの」と宣言する!その後、3人に巻き込まれて一緒に食事をすることになった唯は、冴と天城の親しい関係を目の当たりにする。一方唯は、「犬好き」という共通点を持つ藍田と徐々に親しくなり…。
犬の情報を交換するため、連絡を取り始めた佐藤唯(松井愛莉)と藍田航之郎(平岡祐太)は、天城恭一(速水もこみち)を含む3人でドッグランに出かけることになる。ところが当日、天城は予定をキャンセル。代わりに三島冴(田中道子)と過ごすと藍田に告げる。それを知った唯は、心にざわつきを覚えながらも、藍田の愛犬とともに久々にストレスフリーの時間を過ごす。その間、天城からの不在着信は100件以上に!かけ直さなければ永遠にかかってくることを知っている唯は、嫌々ながら天城に電話をかける。すると、電話にはホテルにいるという冴が出て…!後日、冴は多能性細胞開発成功に関する記者会見で、意中の男性が天城であることを公に宣言。隠し撮りされた二人の親密な写真も流出!それまで、自分以外の女性と何かあるわけがないと確信を抱いていた唯だったが…。
天城恭一(速水もこみち)との関係を勘ぐる社内の空気に疲れ、佐藤唯(松井愛莉)がボヤいた「誰もいない水族館で癒されたい…」の言葉を聞きつけた天城は、すぐさま水族館を貸し切りに。ところが、到着してみるとそこには、三島冴(田中道子)と一緒に藍田航之郎(平岡祐太)の姿が。その結果、冴は天城と腕を組んでペアとなり、残された唯は必然的に藍田と2人で鑑賞することになる。天城は笑顔で談笑する唯と藍田の姿にイライラを募らせる。一方の唯も、冴の言いなりになっている天城へのモヤモヤが加速していく…。そんな中、天城の「褒められ嫌い」は過去の出来事に起因することが分かる。冴が唯に詳細を伝えようとすると、天城はいつにない強い調子でそれを制止。「佐藤さんには話せない」という天城の言葉に、唯は複雑な思いを抱く…。