フランス南西部の田園地帯に暮らすダルタニアンは、父ベルトランから剣術を教わる平穏な日々を過ごしていた。一方、パリでは、政治の実権を握るリシュリュー枢機卿に対抗するために、アンヌ王妃がかつて国王に仕えていた近衛銃士隊の復活をもくろんでいた。しかし、その王妃の思惑を知ったリシュリューは、親衛隊長のロシュフォールに、銃士隊の中心人物だったベルトランの暗殺を命じる。