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宿命・最終楽章前編

完成させた『宿命』をどこか違うと感じた和賀英良(中居正広)は、その足りない何かを求めて亀嵩へと向かう。 駅に降り立った瞬間、和賀の胸に数年間硬く閉ざしていた感情が一気に蘇る。 封印していた過去の記憶が波のように押し寄せ、和賀は溢れる感情を必死に抑えた。 和賀を尾行した今西(渡辺謙)は、そんな和賀の様子をただ見つめていた。 和賀はここで何を思っているのか。ここで何をしようとしているのか。 そんな今西に気付くこともなく、和賀は忘れかけていた全ての感情を吐き出すかのように、亀嵩の地に向かって叫び声を上げた。彼の叫び声は、静かな亀嵩に悲しく響き渡った…。 そして和賀は何かを決意したかのように、再び歩き出す。その視線の先には、和賀を見つめる今西の姿があった。今西は和賀に「本浦秀夫さんですね」とたずねる。 和賀は今西に「はい」と答えると、「宿命を僕に弾かせてくれませんか」と言う。 三日後、蒲田西警察署・蒲田操車場殺人事件捜査本部では今西が、決意を込めて和賀への逮捕状を請求していた。 今西は、自分が知った和賀の人生を、静かに話し始めた。 三木謙一(赤井英和)が映画館で腕の傷がある和賀の写真を見て、東京行きを決めたこと、和賀が何故三木を殺害したこと、そして和賀が三木を殺してまで隠したかった過去…。 大畑村に住んでいた本浦家には、代々続いていた根深い差別があった。そしてその差別により、和賀が背負うことになった『宿命』に繋がる恐ろしい事件が起きのだった。 事件は、千代吉(原田芳雄)が住んでいた大畑村にダム建設の要請がされたことから始まっ

日本語 English
  • Originally Aired March 21, 2004
  • Runtime 45 minutes
  • Network TBS (JP)
  • Created September 17, 2011 by
    Administrator admin
  • Modified December 26, 2021 by
    jumboant