昭和43年3月、宝塚音楽学校を卒業した冬子(石原さとみ)は、歌劇団には入団せず家業のパン屋を継ぐと決める。しかし春男(岸谷五朗)は冬子の決意の程を疑い、厳しい態度で下積みからパン修業させようとする。そこに冬子の頼みで辰造(でんでん)が現れ、冬子にはもう下積みはいらない、パンを作る楽しみを覚えていけばいいと言う。一方、斉藤からの電話で夏子の移籍話を聞いた照子(浅野ゆう子)は、東京へ向かう。