冬子(石原さとみ)は音楽学校で「宝塚には入団せずパン屋を目指す」と言いだし、麻子(木内晶子)たち同期生をあきれさせる。春男(岸谷五朗)は、そんな軽い気持ちでパン屋ができるか、と強く反対する。冬子は物干し台で、パン屋になりたい思いを照子(浅野ゆう子)にぶつけ…。そして卒業式。参列した照子は、冬子の姿に涙を浮かべる。式の後、歌劇団の入団式の準備に忙しい同期生をよそに、冬子は教室で思い出にふけっていた。