シャトーでは、東京オリンピックに合わせてカラーテレビを導入した。照子(浅野ゆう子)の狙いはみごとにあたり、この世紀の祭典をカラーテレビで見ようと連日客が詰めかけていた。また、冬子(石原さとみ)のアイデアで作り出された「てるてるパン」も順調に売り上げを伸ばしていった。そんな中、冬子が、風邪で寝込んでいる辰造(でんでん)の部屋から、空襲で生き別れた辰造の家族の写真を見つける。