安西千吉(中村梅雀)と妻・節子(堀ちえみ)は、冬子(田島有魅香)、秋子(足立悠美加)、和人(米田良)を家に招いて、開発中の即席めんを振る舞うが、笑顔は見られない。おいしくないのだ。千吉は、戦後空腹の人たちを、一杯のラーメンで幸せになった事がきっかけで、即席めんの開発をしてきたと思いを語るが、目を輝かせて聞いていたのは秋子だけだった。そのころ岩田家では、冬子らが帰ってこないことで大騒ぎとなっていた。