昭和32年の大みそか、岩田家では一家そろって、テレビで「紅白歌合戦」を見ている。みんな夢中でテレビから目を離さないが、冬子(田島有魅香)はそのすきをねらって、おせち料理のつまみ食いに挑戦していた。正月は、製パン工場は休みで、一家そろって正月を祝うが、『シャトー』は元日から店を開ける。そんななか、佐藤(大村崑)が孫の浪利(矢本悠馬)をみんなに紹介しようと、店に連れてくるが…。