昭和28年、春男(岸谷五朗)と照子(浅野ゆう子)は、結婚してから初めて2人で映画を見に行った。映画館のニュース映画で街頭テレビに群がる人々を見た照子は春男にテレビ付き喫茶店を持つことの夢を真剣に語る。翌日、春男が“バタコ”で配達に出たあと、照子は気合いを入れて、銀行に出かけていった。