春男(岸谷五朗)は銀行をやめようかと悩み、妻の照子(浅野ゆう子)に打ち明ける。照子は驚き、これからどうするのかと聞くと、長崎県の佐世保にいる叔父のところでパン職人になる修行をすると言う。照子は春男が勤め人には向かない男だとわかっていたので、春男の決断に賛成する。春男は早速銀行に辞表を出すと、パン職人になるため、照子と生まれたばかりの長女・春子を連れ、長崎県の佐世保へと向かうのであった。