台風の接近と合わせたように、あかり(瀧本美織)が大阪へ帰って来た。孫の帰りを待つ初音(富司純子)は落ち着かないが、それを冬美(ともさかりえ)にからかわれると、強がって平然を装う。一方、あかりの帰宅を喜ぶ伝(竜雷太)は初音の寂しげな後ろ姿に、つい「家族にならないか」と言ってしまう。その告白を聞き、あかりは激しく動揺する。夜、風雨はどんどん強まり、ついに「開かずの間」の戸が吹き飛ばされてしまう。