オバケー事務所に 足利警部 (森崎博之) と 大平巡査 (鎌倉太郎) がやってきた。これまで幽霊の存在をかたくなに信じてこなかった足利だが、めずらしく 天魔 (堂本剛) の力を借りたいという。なんでも、突然現れた死んだはずの上司・鏑木警部 (並樹史朗) に、未解決の殺人事件を託されたらしい。そしてその事件というのも、鏑木が生前 「 幽霊の仕業としか思えない 」 と語っていた不可解なものだった。
一行は事件現場であるテレビ局のスタジオを訪れる。被害者は女優2人で、いずれも朝一番に遺体で発見された。検死結果は転落死だ。だが、スタジオの中に人を落とせるような場所はなく…。これは幽霊が起こした事件だと判断する天魔。だが足利は巧妙なトリックだと信じて疑わず、現場検証を続行する。
建物の中を調べることにした天魔たちは、今回の事件は昔撮影中に変死した美しい女優の祟りだという噂を聞く。しかし天魔にはそこまで強い妖気は感じられない。首をひねりながらも、幽霊が現れるであろう夜まで待とうと決める天魔たちだが…。