慶長10年(1605年)春、家康(松方弘樹)の嫡男・秀忠(中川晃教)が将軍職を継ぐ。諸大名が祝いに訪れ、上杉も参じるよう命が届く。 兼続(妻夫木聡)は、まず秀頼に謁見(えっけん)し、その後、景勝(北村一輝)とともに家康に謁見。家康は、先に秀頼に謁見したことを責めるが、兼続の機転でその場を切り抜ける。そして、兼続は政宗(松田龍平)の仲立ちで秀忠と会談。兼続は家康が焦っている、と指摘。秀忠は率直な意見を述べてくれたことに礼を言う。 諸大名が祝いに駆けつけるが、そこに豊臣の姿はなかった。心配した高台院(富司純子)は、このままでは豊臣家を滅ぼすことになりかねないと淀(深田恭子)に忠告する。 米沢に戻った兼続は、勝吉(黄川田将也)の再婚話を進める。兼続は竹松(加藤清史郎)を気遣うが、竹松は自分も“紅葉のような家臣”になると告げる。 そんな折、仙桃院(高島礼子)が倒れる。仙桃院は、謙信の遺言がうそだったことを告白。驚く景勝に仙桃院は「そなたは謙信公を超えている。そなたの義をつらぬけばよい」と告げ、息をひきとる。5年後、勝吉は徳川の命により、本家へ戻される。 一方、家康は、京・方広寺の鐘に「国家安康・君臣豊楽」とあることに目をつけ、秀頼が謀反を企んでいるとして、大坂城攻めを計画、上杉も出陣するよう命を下す。