マキ(谷村美月)は郷田裕造(徳井優)から娘を演じて欲しいと依頼される。長年心臓を患っていた裕造の父、郷田堅造(石倉三郎)が発作を起こして緊急入院。裕造が妹の上嶋由紀江(大沢逸美)と病院に駆け付けると、朦朧とした堅造がうわごとで「貯めた3000万円はやらん。」と言ったのだ。しかし、この後、堅造は持ち直す。裕造からの依頼は、孫に成り済まして退院した堅造を世話しながら現金3000万円の在処を探る事だった。財産を取り上げる手伝いに気が乗らないマキだったが、1割にあたる300万円という成功報酬を聞いて目の色を変える松平(段田安則)に必死に説得される。
裕造は堅造の自宅を訪ね、孫としてマキを紹介。裕造は孫のマキが、体の弱った堅造の身の回りの世話をすると伝えるが、堅造は金目当てで近づいてきたものと疑ってかかる。マキは腹を空かせた堅造のためにうどんを作るが、料理のできないマキが作ったうどんはダシも入れずに醤油を湯で薄めただけの素うどんで、堅造はこんな不味いものが食えるかと激怒。その時、寿司屋から特上2人前が届く。堅造は勝手に出前を注文していて、マキが代金を支払う羽目に。結局、堅造は特上2人前を1人で食べてしまう。
深夜、寝ていたマキは堅造に呼び起こされ、尿意を催したから尿瓶を持って支えろと命じられる。報酬が高額な事もあり、家政婦のような扱いも我慢するマキだった。後日、マキは配達で届けてもらえる米を、わざわざ買いに行けと堅造に命じられる。米屋に買いに行くと、配達のガソリン代30円をケチって堅造が米屋に毎回買いに行っていたことが判明。マキが10キロの