マキ(谷村美月)はゴールド化粧品の女社長、南川英子(小沢真珠)の母性を目覚めさせる事に成功する。そして英子は息子の南川隆久(伊澤柾樹)に愛情を注ぐ優しい母親になると決心するが、事態は思わぬ方向に急展開。英子は浮気していた夫の南川トシオ(宅間孝行)に離婚を切り出し、母親の代役も終了だとマキに伝える。この家族を追い詰めていた張本人はトシオだったのだ。
それから一週間、英子とトシオは別居して離婚調停に入る。そんな家庭環境の中、隆久は学校帰りにORコーポレーションを毎日訪れるようになっていた。モンゾウ(山本耕史)は、他の仕事で事務所にいないマキの代わりに隆久をファミレスへ連れていって相手をする。隆久は両親のケンカを見る事のない遠くへ行きたいと泣き出す。隆久は本気で死にたいと考えるまで追い詰められていた。モンゾウは死にたいという隆久の言葉を聞いて幼少期のトラウマがフラッシュバックする。幼い頃、一家離散を経験したモンゾウは当時の事を思い出して目の前が真っ白になってしまう。
仕事を終えたマキはモンゾウから隆久がいなくなった話を聞いて心配になり、モンゾウと一緒にゴールド化粧品の社長室を訪ねる。マキは隆久が家出したかもしれないと英子に報告し、クラスメイトの家に連絡する事を勧める。だが、英子は大騒ぎした後に隆久が無事に帰ってきたら笑いものになると言って、もう少し待つ事を選ぶ。英子はこの期に及んで企業イメージを気にしていたのだ。
隆久はトシオに会いに行っていると考えるモンゾウは、トシオに電話するよう英子に言うが、英子は自分からトシオへ