マキ(谷村美月)は女医の中野加奈(浅見れいな)から親友役を依頼される。親友として合コンに参加し、恋が成就するようにサポートして欲しいという依頼内容だった。加奈はマキのサポートもあり、脳外科手術の名医と言われるエリート医師の一ノ瀬(田中幸太朗)を見事に落とすことに成功する。後日、マキは松平(段田安則)から加奈と一ノ瀬が婚約した事を聞く。加奈は引き続き、マキに親友として結婚式の司会、二次会の幹事などをやってほしいと依頼してきたという。
マキは打ち合わせするため、加奈が父親から引き継いだ総合病院を訪ねる。加奈はこの病院の院長を務め、すでに一ノ瀬は医師として勤務していた。マキが帰った後、加奈は銀行員と融資の相談をする。銀行員は加奈が院長のままだったら融資は難しかったが、一ノ瀬が新しい院長になれば審査は問題ないと説明する。加奈の病院は潰れる寸前の所まできていたのだ。
ある日、マキは一ノ瀬と友人たちの会話を偶然立ち聞きしてしまう。一ノ瀬は病院狙いで加奈と婚約し、他に女性までいるようなのだ。しかし、加奈の方にも一ノ瀬と結婚したい裏の事情があった。あの病院は加奈のミスによって患者が死亡。裁判沙汰は免れたものの信用はガタ落ちとなっていた。その病院の信用を加奈は一ノ瀬を院長にして回復させようとしていたのだ。
マキは結婚式で流すビデオの制作を頼まれ、病院で患者や看護師のインタビューを撮影する。病院の人達は、仕事熱心で患者思いの加奈を心から慕い、一ノ瀬との結婚を自分の事のように喜んでいた。 既に加奈の病院で医師として働いていた一ノ瀬