「他人のハンドルを握ろうとすれば自分のハンドルが疎かになるぞ!」 定食屋で涙と愚痴を零す男が一人。 彼はかつて未来と交際していた降野ノリオその人だった。 ノリオは未来が離れていった原因が ブンブンジャーにあると考え恨みを募らせている。 そんな人間の悪意に漬け込んだキャノンボーグは ノリオを唆し未来の捕獲を計画。 しかし未来が今更自身のハンドルを手放すわけもなく…。 相も変わらず、運転屋が止まらない──。