信長(江口洋介)に対抗するため石山本願寺と同盟を組んだ毛利勢が、官兵衛(岡田准一)を倒すため五千の大軍で姫路の南西、英賀(あが)の浦に襲来する。わずかな手勢で出陣した官兵衛は、農民や老人、女子供の力も借り、必死の奇策で迎え撃つ。だが、毛利の智将・小早川隆景(鶴見辰吾)にとって、この戦はほんの小手調べに過ぎなかった。播磨全土が戦場と化す中、光(中谷美紀)ら女たちもいやおうなく争乱に巻き込まれていく。