Pico and Vince were pushed by their fathers and teachers to apply for their local technical college, which angered Rick, who felt betrayed by the others for giving up their dreams. Before they could make up with each other, Rick died in a car accident on the day Pico and Vince attended a career day for the mines. Distraught and angered by Rick's death, Pico and Vince reaffirmed their resolve to pursue careers as astronauts, as life is too short for unexciting things. Back in the present, Azuma and his group arrive at the moon base, where he reunites with Hibito, who thanks him for helping to save his life, whilst Mutta, Kenji and Nitta watch it on TV. As the day of the Comeback Competition arrives, Pico informs Mutta and Kenji that a rainfall the previous night could potentially cause huge problems with the sponge tires, the worst case scenario given them only an hour to do something about it.
宇宙飛行士候補生の訓練、カムバックコンペティションの準備をする中、なぜか六太は、サポート役のパラシュート技術者、ピコ・ノートンから飲みに行かないかと誘われる。
酒の席には候補生たちの教官であるビンセント・ボールドもおり、どうやら2人は、失敗に前向きな六太を、共通の親友・リックと重ねているらしかった。
リックとピコとビンスの子供時代――。
3人の夢は、いつか自分たちでロケットを作り、宇宙へ行くこと。
それは、『いつか宇宙へ行く』と毎日誓いを交わすほど、熱心だった。
しかし親や教師たちは、3人の夢に反対していた。
将来は鉱山で働くよう強く説得していたのだ。
ピコとビンスは反抗することが出来ず、宇宙への夢を諦めると言い出す。
『テンションの上がる仕事じゃねえが……鉱山技師も悪くない』
『宇宙への夢は最初から俺たちにはでかすぎた』
2人の諦めの言葉を聞き、リックは激高した。
『こんなど田舎の街で宇宙に本気で憧れた3人が出遭えたんだ。俺はそれだけでも、奇跡だと思ってた。
拳を合わせる気がねえんならもういいよ。勝手に鉱山でもどこへでも行ってくれ――俺は絶対諦めねえからな』
それ以来、3人は決別してしまった。
そして――。
ビンスとピコが進学の説明会に出席した日の午後、リックは事故で死んでしまった。
乗用車に乗っていたリックは凍結した路面にハンドルを取られ、そのまま湖に突っ込んでしまったのだ。
ピコとビンスは、この日のことを死ぬほど後悔した。
後悔という言葉では、全く足りない程に――。
ISSが来る日――ピコとビンスは夜空を見上げ