Team A get together to celebrate the winners of the match, Serika and Reiji, on passing the third exam. Meanwhile, the JAXA staff have discussions about which of the remaining candidates to select, with Hoshika pointing out how Team A was the only one who promised to get together upon leaving. Four days later, it is revealed Houston will select one male from the remaining candidates to become an astronaut, with Mutta assuming Kenji is likely to be chosen over him. As Mutta worries about his lack of luck, Hibito carries on his training, curious about what Mutta's reply will be. As Mutta hangs out with Naoto, it is revealed that Mutta had been chosen to go to Houston which boths excites Mutta but also causes him to be concerned about Kenji.
人生を賭けたジャンケンで勝ったのは、新田とせりかだった。
数日後、宇宙に近づいた2人を祝うべく、打ち上げに集まったA班のメンバー。
その様子は実に仲が良さげで楽しげで、別れ際も福田と古谷の表情は軽いものだった。
だが、六太の心境は少し違っていた。
各班で選ばれた計6人は、これからJAXAが選ぶ数人とともに、ヒューストンへ行くという。今回選ばれなかった者にもまだチャンスはあり、六太は、そのチャンスに賭けていたのだ。
そしてJAXAでは――JAXA側が選ぶ候補生を決めようとしていた。
過去の選抜を振り返ると、閉鎖ボックス内で過ごしたメンバーは必ずと言っていいほど仲良くなって出てきた。
しかし、今回初めて『自分たちで2人選ばせる』という最大の課題を与えたところ、予想以上に各班の和を乱したという。
「ジャンケンが正当だったかどうかは知りませんが、一つだけはっきりしたことがあります。2人を選び終えたあと、すぐにあの中で次に会う打ち上げの約束を交わしたのは――A班だけです」
当初、ジャンケンを提案した六太の評価は良いものではなかったが、星加の言葉で一変した。
JAXAの発表があった後――六太は福田に誘われ、スカイツリーへ来ていた。
日本初の有人宇宙ロケットの開発に携わることとなった福田は、一度ゆっくり六太と話し、礼を言いたかったという。
『時計を壊した犯人を知っていたのに、秘密にしてくれたこと』
『最後に2人を選ぶ時に、自分にもチャンスをくれたこと……』
六太には本当に感謝しており、こういう人が選ばれるのかもしれないと思っていたという。
そして、JAXAが選ん