帝都テレビ局勤務の強気な美人ディレクター・稲葉リカ (新垣結衣)。幼い頃からの夢だった報道記者として、警察庁付きの記者となれたリカは、誰よりも意欲的に仕事に邁進していた。
空幕広報室を訪れた リカ (新垣結衣) は、柚木 (水野美紀) が落とした資料から防衛省で緊急記者会見が開かれることを知る。大勢の記者たちがいる中、帝都テレビのクルーがいないことに気づいたリカは、柚木の制止も聞かず会見場に乗り込み 空井 (綾野剛) たちの前で報道記者として 空幕長 (モト冬樹) や 鷺坂 (柴田恭兵) に鋭い質問を浴びせる。
徐々に空幕広報室の人たちを理解し打ち解けていく リカ (新垣結衣) だったが、自分の担当である航空自衛隊の企画が思いつかず悩んでいた。同期の 藤枝 (桐山漣) や 珠輝 (大川藍) と相談をしているうちに “自衛官の恋愛事情” に観点を置くことをひらめく。
初めての自分の企画が好評でホッとした リカ (新垣結衣) と、初めてメインで担当した企画が好評で喜ぶ 空井 (綾野剛)。リカは次の企画も任せてもらえることになり、女性自衛官を取り上げたいと 柚木(水野美紀) に新企画の協力を求める。だが、自分に女性目線を期待するなんてどうかしていると一喝されてしまう
新企画 「自衛隊で活躍する女性幹部に密着!」 が通り、柚木 (水野美紀) が担当する高射群機動展開訓練の密着取材を進める リカ (新垣結衣) は、見違えるほど活き活きと仕事に取り組むようになっていた。ある日、防衛大の見学からギクシャクしたままの柚木と 槙 (高橋努) の仲を取り持つため、空井 (綾野剛) に頼まれたリカは柚木を、空井は槙を誘い、行きつけの BAR に集合することに。
空幕広報室の 片山 (要潤) は、人気ロックバンドの夏フェスオープニングのカウントダウンに合わせて浜松で T4 を5機飛ばすという新企画を進めていた。同じ頃、リカ (新垣結衣) も空幕広報室をターゲットにした新企画について、鷺坂 (柴田恭兵) に交渉していた。広報室はあくまでも裏方に徹するべきと考えている鷺坂に、リカは 「この企画で見せたいのは空自で働く人」 と言い切り、成長したリカの姿に鷺坂は長期取材を快諾した。
リカ (新垣結衣) が空幕広報室に密着取材を続ける中、今度は航空自衛隊のイメージアップのためにプロモーションビデオを制作する企画が持ち上がった。しかし、空井 (綾野剛)・片山 (要潤)・比嘉 (ムロツヨシ) たちは、なかなか撮影コンセプトが決まらないでいた。すると、鷺坂 (柴田恭兵) からのヒントで、空自が誇る航空救難団の救難員、通称 『メディック』 をモデルに PV を作ろうと企画がまとまった。
空井 (綾野剛) たち空幕広報室の面々は、出来上がった PV がボツになり新しく作り直すことに。予算がなく前年度のものを使いまわすという話が出ていた矢先、リカ (新垣結衣) の密着取材がヒントになり、ドキュメンタリー風 PV を自分たちの手で撮影して作ることになった。テーマは 「入隊の理由」。
ドキュメンタリー風の新 PV の評判がよく、鷺坂 (柴田恭兵) はじめ広報室メンバーは上機嫌だった。そして、リカ (新垣結衣) が自信作だと言った 「あしたキラリ」 の放送も決まっていた。「父への想いを胸に~輸送機に乗せた夢/26歳・航空自衛隊整備員」 と題したミニ番組は、空自の PV 同様みんな期待して放送されるのを待ち構えていた。
2011年2月 リカ (新垣結衣) が空自担当を外れて半年が過ぎた。リカは今まで以上にガツガツと新企画の立ち上げなど仕事に打ち込み、空幕広報室のメンバーもそれぞれ頑張って仕事をしていた。
2013年4月 震災から2年、ブルーインパルスが松島基地へ帰還するニュースを 藤枝 (桐山漣) が伝えていたころ、リカ (新垣結衣) はこの2年間の仕事ぶりから、公正な目で取材できるだろうと松島基地へ震災の取材に行かないかと 阿久津 (生瀬勝久) に薦められる。震災当時を思い出すリカ…