「ヒート・オブ・ザ・モーメント」は、1982年にリリースされたエイジアのデビューシングル。
彼らの1stアルバム『Asia(邦題:詠時感~時へのロマン)』に収められ、シングルは全米4位(ロックチャートではNo.1)、アルバムは全米9週No.1の大ヒットとなり、年間アルバムチャートでも堂々のNo.1に輝いた。
エイジアは、それまでプログレ界で活躍していたメンバーで構成されたバンド。
元キング・クリムゾンのジョン・ウェットン、イエスのスティーヴ・ハウ、ELPのカール・パーマー、そして、バグルスとイエスのジェフ・ダウンズ。
デビュー以前からスーパーグループの誕生と注目されていた。
新バンドを結成するにあたり、彼らは自分たちの目標をある方向に定めた。
それは、時流に合った音楽をつくるということ。プログレの要素を生かした、よりわかりやすいポップミュージック。
それぞれの向き合い方に違いはあるものの、彼らはこの目標に向かって力を合わせ、大きな成功を手にした。その陰には、いったいどんな創意工夫があったのか…
番組では、亡くなったジョン・ウェットン以外のオリジナルメンバー3人、そして、当時のツアーマネージャーだったジェームズ・ヘイリー、バンド結成のキーマンとも語られるジョン・カロドナーらを訪ね、バンドと曲がどのように生まれていったのかを探っていく。