V-A-C-A-T-I-O-N in the summer sun!…
1962年夏。1枚のレコードがリリースされ、弾けるメロディとキュートな歌声はたちまちリスナーの心を掴んだ。
「ヴァケイション」。歌声の主は、コニー・フランシス。
「ボーイ・ハント」「カラーに口紅」「可愛いベイビー」などでも知られるアメリカンポップスを代表する女性シンガーだ。
日本でも弘田三枝子、中尾ミエ、伊東ゆかりなど、多くの女性歌手がコニーの曲をカヴァーした。
1950年代半ば以降、ロックンロールが流行し、エルヴィス・プレスリーやポール・アンカ、ニール・セダカなどの若手男性歌手がヒットチャートを賑わせていた。
そんな中、コニーは「チャート入りパスポートを持ったシンガー」と呼ばれ、彼女の曲は毎週のようにチャートに登場していた。
なぜ彼女の曲はそれほどまでに人気が高かったのか。
番組では、いまやレジェンドともいえるコニー・フランシス本人を訪ね、「ヴァケイション」との出会いや彼女の音楽人生について、明らかにしていく。