「オー・シャンゼリゼ」は、フランスの人気歌手ジョー・ダッサンが歌った大ヒット曲。
1969年にフランスでリリースされた後、世界中に広まり、フランスを代表するポップ・ソングとして広く親しまれてきた。しかし、この曲は、初めからフランスの曲だったのではなく、もともとはイギリスのポップ・ソングだった。
原曲はイギリスのサイケデリックロック・バンド、ジェイソン・クレストが1968年にリリースしたもので、タイトルは「ウォータールー・ロード」という。この曲はどのように生まれ、どのような経緯を経てフランス語版の「オー・シャンゼリゼ」へと生まれ変わったのか。
番組では、「ウォータールー・ロード」の作者、マイク・ディーガン、そして、ジェイソン・クレストのヴォーカリストだったテリー・クラークを訪ね、当時の話を聞く。
また、「オー・シャンゼリゼ」のアレンジャーであるジャン・ムージを訪ね、フランス語版誕生の経緯を探る。
さらに、日本では最もよく親しまれたこの曲のカヴァー・アーティスト、ダニエル・ビダルも訪ね、この曲の思い出を語ってもらった。