フランク・シナトラが歌い、世界中で大ヒットした有名曲。史上最も多くカヴァーされた曲といわれている。
この曲のオリジナルは、68年にフランスの人気シンガー、クロード・フランソワがリリースした「Comme D'habitude」。
クロードは、作者のジャック・ルヴォーからこの曲を提示されて、一度は断ったという。
しかし、あるできごとが元で思いが変わり、この曲をレコーディングすることにした。
フランスに滞在していたポール・アンカは、この曲をテレビで聴いて、英語版の版権を取得。
帰国後、敬愛するシナトラが引退するという話を聞いたポールは、シナトラのためにこの曲の歌詞を書いて、本人に送ったという。
オリジナル版は、男女の恋愛を歌ったものだが、英語版の「マイ・ウェイ」は、死期の近づいた男が人生を振り返る歌となっている。
番組では、クロード・フランソワの長男など、オリジナル版にゆかりのある人物、そして、英語版の歌詞を書いたポール・アンカやレコーディングに携わったハル・ブレインらを訪ね、名曲誕生の経緯を探っていく。