「ワイルドで行こう(Born To Be Wild)」はハード・ロック・バンド、ステッペンウルフのデビューアルバム『Steppenwolf』からの3rdシングル。1969年公開の映画『イージー・ライダー』に使われ大ヒットとなった。この映画は当時としては低予算のまるでハリウッド的ではなく製作されたものだったが、当時のアメリカの若者の心を捉えた。この曲は映画の中でまるで主題歌のように扱われたが、サウンドトラックの中のこの曲にはバイクのエンジン音も入っている。この曲は映画史上も重要な一曲となった。
また歌詞の中に「へヴィ・メタル・サンダー」という言葉が使われ、これがきっかけとなってヘヴィ・メタルという音楽ジャンルの名前が誕生したと言われる。
ステッペンウルフというバンド名はヘルマン・ヘッセの小説『荒野の狼』から付けられた。
カナダ出身のバンドで、アメリカのダンヒル・レコードから1968年にデビューし、独自のハード・ロック路線を進んだが、1972年に解散。その後、それぞれの活動をしている。
番組ではバンドの中心メンバーだったジョン・ケイを始め、ギタリストのマイケル・モナーク、キーボードのゴールディ・マックジョンなどが曲ができた背景やこの曲への想いを語る。