1982年リリースのアルバム『Chicago16(Love Me Tomorrow)』からのシングルカット曲、全米1位を獲得。40年以上に及ぶChicagoの代表的な一曲。
シカゴは、結成当時はホーン・セクションを全面に押し出したパワフルなサウンドのブラス・ロック・バンドとして人気を誇り、「長い夜」などのヒット曲を生み出した。しかし70年代後半から80年代初め、デビュー当時からのプロデューサー、ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオの解雇、メンバーだったテリー・キャスを事故で失うなどバンドとして不遇な時代を迎える。
しかしレコードレーベルを移籍し、新プロデューサーDavid Fosterを向かえ、AOR調のLAバンドChicagoとして生み出したアルバムが『Chicago16』。全体的にバラード調の曲が多いアルバムだったがその中からこの曲がシングルカットされ世界的にヒットし、新生Chicagoの代表曲となった。ピーター・セテラによる韻を踏む歌詞、甘い歌声の、このラブバラードは今でもCMや映画などで使用されることが多い。