今回取り上げる一曲は、ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」。1966年に発表され、全米NO1シングルになった「グッド・ヴァイブレーション」はテルミンなどさまざまな楽器を導入した見事なアンサンブルと、別々に録音されたパーツを組み上げていく「モジュラー・レコーディング」による意表を突いた表情豊かな音楽構成で知られ、ポール・マッカートニーをして<最高のロック・ソング>と言わしめたビーチ・ボーイズを代表する一曲。 しかし、この曲の大ヒットの後、ビーチ・ボーイズにはブライアンの神経衰弱によるアルバム・リリース中止等、様々な問題が噴出していく…。番組では、最盛期に多くのヒット曲を書いていた中心人物「ブライアン・ウィルソン」が名曲「グッド・ヴァイブレーション」の誕生秘話を明かし、この曲に込めた想いを語る。