芹沢理一(妻夫木聡)は、牧野衣咲(深津絵里)のマンション、しかも同じベッドで目覚めて大混乱。それは、衣咲も同じこと。酔っていたとはいえ、一夜をともにしてしまうとは…。理一と衣咲は、戸惑いと恥ずかしさから顔を合わすことすら出来ない。衣咲から、恥ずかしいので服を着てくれと頼まれた理一は、言われるままに着替えると、そのままマンションを出てしまう。
混乱したまま、理一が自宅に帰ると、英介(藤木直人)が、理一を訪ねて広瀬歩美(小林麻央)が来たと言う。どうやらすれ違いになったらしい。英介は、理一に教習所を辞めたことを歩美に報せてないのか? と、尋ねる。確かに理一は、歩美にそのことを伝えていなかった。
その夜、衣咲は『夢の蔵』で昨晩の出来事を“友達の話”として小池実乃(広末涼子)にする。エッチした後に「服を着てくれ」と言ったら、素直に応じて、すぐに帰ってしまった男の気持ちは、女に向いてないのか? それって、やっぱり無かったことにしてくれってこと? 勘の良い実乃は、その話が理一と衣咲のことではないかとすぐに気づく。衣咲が、あくまで否定していると、今度は実乃が話し始めた。それも、あっさり、英介と鹿児島に行った時に“しちゃった”と。その時は、流れとか雰囲気だったが、後になって、自分の気持ちが英介に傾いていることに気づいたと実乃。すると衣咲も、自分の気持ちに気づいて怖くなることもあると同意する。
同じ頃、理一も“友達の話”として、一坂進(温水洋一)に相談していた。だが、この手の悩みは、一坂が答えるのは無理な様子。
次の夜、理一