芹沢理一(妻夫木聡)の教習車に乗り込んだ牧野衣咲(深津絵里)は、すこぶる機嫌が悪い。理由は、幻の焼酎を求めて鹿児島に出かけた英介(藤木直人)に、小池実乃(広末涼子)がついて行ってしまったから。理一は、日帰りだから大丈夫などとフォローするのだが、衣咲のネガティブ思考は消えない。
アパレル本社で、衣咲は小野田幸太郎部長(浅野和之)、八嶋優太(小泉孝太郎)と、キッズブランド出店の打ち合わせをするのだが、心ここにあらずといった様子。マズイ…そう感じた八嶋は、部長に新たな企画を提案する。キッズブランドの宣伝用DVDを、子供服専門誌の付録にしてもらおうと言うのだ。しかし、DVDの制作費はバカにならない。
その頃、英介と実乃は幻の焼酎探しの真っ最中。真面目に焼酎を探す英介に対して、実乃は観光しようと迫るが、英介は取り合わない。しかし、せっかく見つけた幻の焼酎も、なかなか売ってもらえず、ふてくされる英介。その横をすり抜けるかのように現れた実乃が、「これ下さい」とにっこり微笑むと…。
実乃の笑顔のおかげで、英介は予想外の速さで幻の焼酎をゲット。実乃の希望通り、一緒に鹿児島観光を始めることに。
そんな実乃の携帯に、衣咲が電話をかけてきた。実は、この日は実乃が、6年間待ち続けた恋人と会う日だった。衣咲が、その点を指摘すると、最終の飛行機で帰ると答える実乃。衣咲はその言葉に思わずホッとする。英介も、夜には店に荷物が届くから、と東京に帰ろうとしていた。だが実乃は、衣咲への言葉とは裏腹に、最終の飛行機に乗らなかった。
その頃、理一のマンショ