父は幼いときに死別、母は育児放棄、登志男は不幸な身の上に置かれ、唯一、心の支えであった姉・道子が親代わりを務め、自立出来るまで面倒を見てくれた。 姉は弟に会うために静岡から上京し、登志男に日本橋の待ち合わせ場所を説明するが、伝え方がアバウト過ぎて中々会えずにいた。姉が登志男と電話で話しているときに意味深な言葉を残して、忽然と消えてしまう。