童顔で身長が低いことがコンプレックスな大学生・唯純(田中洸希)。 コンビニでバイトをしながら一人暮らしをしている。料理サークルに所属し、どんな食材の組み合わせでもささっとおいしいものをつくれるほどの料理の腕前で、友人の陽平(植村颯太)や東海林(楽駆)らからも一目置かれている。 新入生歓迎会からの帰り道、ほろ酔いの唯純は一人孤独を感じていた。と、そこに警察官の天沢(多和田任益)が現れ、唯純に年齢確認をする。学生証を見せるとびっくりする天沢。「大丈夫?どこなの?家」と天沢は唯純の手を引き、家まで送ってくれるのだった。 すると翌日、唯純がバイト中のコンビニに天沢がやってくる。思わずドキッとする唯純。 それから天沢は毎日コンビニにやってきては、おすすめの弁当を聞いてくる。面倒くさがりながらも、天沢の健康を考えた弁当を選んであげる唯純。 天沢の馴れ馴れしい態度に「うぜぇ野郎だ…」と思いつつも、唯純は思わず「飯、作りに行ってやろうか?」と口走ってしまう。「楽しみだなー。桜庭君のごはん」と満面の笑みを浮かべる天沢。唯純は手料理を振る舞うために天沢の家へと行くことになり…
「天沢さんが好き…なんだと思う。」 天沢(多和田任益)への気持ちを自覚した唯純(田中洸希)だったが、この先どうしたいのか、自分でもわからなくなっていた。意識するあまり「飯、作りに行こうか?」というメッセージすら送れない唯純。 なかなか天沢に会えない寂しさを抱えているとき、料理サークルの後輩・七海(喜多乃愛)から料理を教えてほしいと懇願される。七海は、どんな食材でもおいしく調理できる唯純に憧れているという。七海の熱心さに押し切られた唯純は、料理特訓をすることに。それを知った天沢だったが全く態度を変えず、友達としてしか見られていないことに気づいた唯純はショックを受けるのだった。そんな中、七海から「実家の農作業を手伝ってほしい」と誘われて…
天沢(多和田任益)から、いつもの料理のお礼にとデートに誘われた唯純(田中洸希)は、料理サークルで恋が実るという伝説のあるミートボール弁当を作ることに。ミートボールを丁寧にお弁当箱へと詰め込んだ唯純は、天沢と待ち合わせをしている公園へ。そんな様子を茂みの陰からこっそりと見守っていたのは、唯純の親友・陽平(植村颯太)と東海林(楽駆)。“唯純に彼女ができたのでは?”と心配して後をつけていたのだった。 以前護身術を教えると約束した天沢は、唯純に太極拳を伝授。そして、前からやってみたかったと唯純をスワンボートに誘う。距離が近づきドキドキする唯純は、お弁当をぎゅっと握りしめ「もしかしたら天沢さんと付き合えるかも」と期待を募らせるのだった。二人の様子を覗き見していた陽平は、唯純の気持ちに気づいて…