苫田まき(松井愛莉)は、ハウスメーカーで営業事務として働く29歳。結婚して6年になる、夫・苫田恭一(沢村玲)との生活は冷めていて、日々の繰り返しに虚しさを感じていた。 そんなある日、自由奔放な同僚・山手旭(大貫勇輔)に「見ていてイライラする」と冷たく突き放され、戸惑うまき。だが、山手から職場の飲み会帰りに誘われたゲームセンターで思いがけず楽しい時間を過ごす。しかし、その帰り道――。
まき(松井愛莉)は、山手(大貫勇輔)からの突然のキスに戸惑いながらも、「心の赴くままに生きたら?」という言葉が頭から離れない。夫・恭一(沢村玲)とのすれ違いが続く中、思い切って「子どもが欲しい」と伝えるも、はぐらかされる。 寄島(吉本実憂)と会ったまきは、山手のことを相談すると、「子宮が恋しちゃったんじゃない?」と言われ…。一方、恭一はまきが残業で遅くなるとわかると、とある場所へ向かい――?
まき(松井愛莉)は、家にいても山手(大貫勇輔)のことを考えてしまうことに戸惑っていた。隣の家から聞こえてくる赤ん坊の泣き声に苛立つ恭一(沢村玲)に、まきの心は沈んでいく。 その日、職場で赤ん坊をあやす山手の姿を見たまきは、コツを聞くと「俺、子どもがいるから」と言われる。まきが仕事から帰ると、恭一が高熱で寝込んでおり、看病するまきのもとに、山手から突然「会いたい」と連絡が届く――
まき(松井愛莉)は、夫の恭一(沢村玲)が自分の誕生日を覚えていてくれたことに舞い上がる。だが、恭一から、急に仕事が入ったと置き手紙があり、まきはがっかりする。 しかし、実は恭一は仕事ではなく、寄島(吉本実憂)の待つホテルに向かう…。寄島は「欲しいものは手に入れる」と宣言し、その言葉の真意とは――?そして、まきは恭一が残していった誕生日プレゼントの紙袋から怪しいレシートを見つけて――?
まき(松井愛莉)は、恭一(沢村玲)から誕生日の仕切り直しをしたいと言われるも、バーのレシートのことが頭を離れない。職場の飲み会で同僚の誕生日を祝うも、自分の誕生日を誰にも祝われなかった寂しさが募る。そんなまきに山手(大貫勇輔)はケーキを用意し、二人で誕生日を祝う。別の日、「恋愛する気ない」という過去の発言を撤回したいと山手に言われ、まきの心が揺れる中、恭一からの電話が鳴り…。
まき(松井愛莉)は夫・恭一(沢村玲)への疑念が募る中、義父の葬儀で、彼が寄島(吉本実憂)に抱き締められ泣いている姿を目撃してしまう。ショックを受けたまきは、真実を確かめるべく寄島に会い、恭一と寄島の関係が長年続いていたことを知る。 真実を知ったまきは、恭一に離婚を申し出るも、恭一は離婚を拒否する。そして、まきに対し…。恭一から逃げ出したまきが向かったのは…。この選択がもたらす未来とは――?
まき(松井愛莉)は山手(大貫勇輔)の温もりの中で目覚める。恭一(沢村玲)とは違い、穏やかに過ごす山手に安心する。一方、恭一(沢村玲)はまきに執着しつつも、寄島(吉本実憂)に会いに行き、2人の関係をまきが知ったことを聞かされる。 まきは、恭一が不在の隙に自宅を訪れ、荒れ果てた部屋を目の当たりにする。夫に支配されていた日々を思い出しながら、新たな離婚届と結婚指輪を残して、まきは部屋を後にする――
まき(松井愛莉)が残した離婚届に気づいた恭一(沢村玲)は、執拗に電話をかけて離婚を拒否する。山手(大貫勇輔)は不安になるまきに「おれがついてる」と寄り添う。 だが、突然体調不良に見舞われる。身体に違和感を抱きつつも仕事を続けるが、帰宅後、山手に衝撃の告白が…
身体に異変を感じていたまき(松井愛莉)は、病院で妊娠5週目と診断される。しかし、恭一(沢村玲)との離婚が成立していない状況での妊娠に、喜びよりも不安が募ってしまう。山手(大貫勇輔)に妊娠を報告するも、いつもと違うそっけない対応にさらに不安定になっていく。 そんな時、偶然寄島(吉本実憂)と再会したまきは、彼女の過去を聞かされ、複雑な思いを抱える。さらに、寄島との会話の中である疑念が浮かんできて――?
まき(松井愛莉)は山手(大貫勇輔)から子どもができない身体だと聞かされ、妊娠した子どもは恭一(沢村玲)との子であると確信する。山手の過去の話を聞き、山手がまだ既婚者であることが明かされる。 さらに、会社に「絶対に離婚しない」というメールが届いたり、同僚からはまきと山手の関係が噂になっていると忠告を受けたりと、不安を募らせていく…。そんな中、まきは職場で突然激しい腹痛に襲われ、意識が遠のいて――
職場で倒れたまき(松井愛莉)は、病院で目を覚ます。付き添ってくれた山手(大貫勇輔)からお腹の子の無事を伝えられひと安心するが、まきの会社から連絡を受けた恭一(沢村玲)が現れる。そして、まきが妊娠していることが恭一に知られてしまい、「おれの子じゃないよね?」とまくし立てる恭一…。そこに山手が割って入り、「彼女の恋人です」と宣言。さらに激昂する恭一だったが、山手の過去を調べ始め――?