今宮刑事(木村文乃)は管理官の北原(鶴見辰吾)から、振り込め詐欺の上層部摘発を狙う「突き上げ捜査」を当面控え、末端の被害食い止めを優先するよう告げられる。反発する今宮だが手塚係長(遠藤憲一)にたしなめられ、従うことに。しかし釈放された加地(高杉真宙)は今宮に「上から接触があったら連絡しますよ」と思わせぶりなことを持ちかける。一方、元・高校教師の北村(伊東四朗)という老人が、教え子の原田(筒井真理子)という女性から声をかけられ…
加地(高杉真宙)は番頭(長塚圭史)の指示で、店長(玉置玲央)とともに大金を遠方へ運ぶことになる。そこは加地の故郷だった。一方、お年寄りから言葉巧みにキャッシュカードを奪い取る、亜佐美(古川琴音)という若い詐欺師が逮捕される。彼女が組織的な犯罪ではなく、両親と家族三人、生活費を稼ぐための詐欺だったことを知った今宮(木村文乃)は、なぜか気分が悪くなってしまう。そんな折、手塚(遠藤憲一)がある理由で、しのぶ(香川京子)の焼き鳥店を訪れる…
店長(玉置玲央)の死に加地(高杉真宙)が関わっているとにらんだ今宮(木村文乃)と森安(眞島秀和)は、メンバーを総動員して行方を追うが、加地の消息はぷっつりと途絶えてしまう。そんな折、戸山(清水尋也)が、被害額は1000万円以上ばかりという高額の振り込め詐欺の動きを察知する。その被害状況を精査した今宮は、ある事に気づく。一方、新薬承認の折衝に行きづまった廻谷(青木崇高)は、とある人物にひそかに会いに行く…