城塚翡翠(清原果耶)の“霊視”によって、9人の若い女性達の命を奪った連続殺人犯『透明な悪魔』の正体が、鐘場かねば警部(及川光博)であると聞いた香月こうげつ(瀬戸康史)は、彼を捕らえるための作戦を計画する。 すべて順調に事が運ぶように思われたが、狡猾な『透明な悪魔』の魔手は、翡翠のすぐそばにまで迫っていた——。 私の死は、どうしたって防げない。はたして、そう告げた翡翠の運命を変えることはできるのか? 翡翠が、千和崎(小芝風花)が、香月が……!? 世間を震撼させた女性刺創連続殺人事件の終わりには、想像を絶する出来事が待ち受けていた……! テレビドラマの常識を覆す! すべての伏線が回収される驚愕の最終話!!
IT関連会社の社長・吉田直政(長田成哉)のマンションで、同僚の狛木繁人こまきしげひと(伊藤淳史)が吉田を殺害。狛木は巧みな証拠隠滅で、自分の犯行を風呂場での転倒事故に見せかける。 翌日。鐘場かねば警部補(及川光博)と雨野あまの刑事(田中道子)は現場検証に入る。事故死の見立てがされる中、鐘場はデスクの上に残された『C』の形をした跡が気にかかる……。 数日後。狛木のマンションの隣の部屋に城塚じょうづか翡翠ひすい(清原果耶)が引っ越してくる! おっちょこちょいな女性を演じ、早速狛木のハートを掴んだ翡翠は、殺された吉田の霊が見えると語り、狛木の犯行を立証するべく距離を縮めていく。しかし、吉田の死亡推定時刻の間、狛木には完璧なアリバイがあった。 翡翠とパートナーの千和崎ちわさき真まこと(小芝風花)は、狛木のアリバイを崩し決定的な証拠を掴めるのか!? 衝撃の方向転換を遂げた“城塚翡翠シリーズ”……上質な『倒叙ミステリー』の幕が開く!
誰もいない夜の小学校――。教師の末崎すえざき絵里えり(星野真里)が、元校務員・田草たぐさ明夫あきおをコンクリートブロックで殺害する! 絵里は、田草が3階から誤って転落したように偽装し、事故死に見せかけようとしていた。「私は何も間違ってない……」そう呟く絵里。 翌日。遺体発見現場で待つ雨野あまの刑事(田中道子)のもとに、鐘場かねば警部補(及川光博)に加えて、本庁で噂を聞きつけた城塚じょうづか翡翠ひすい(清原果耶)と千和崎ちわさき真まこと(小芝風花)もやってくる。所轄の見立てによると、田草は理科準備室の高価な備品を狙ってベランダから侵入。廊下の防犯システムが作動し、慌ててベランダから地上に降りようとした際に転落し、頭を打って死亡したという。翡翠は、小さく微笑み言い放つ。「これは、殺人事件です」 1週間後、翡翠はスクールカウンセラー・白井奈々子と称し、小学校に潜入。絵里に近づくと翡翠は、霊感で絵里の心理を当てられる、と迫る……。 徐々に絵里を追い詰める翡翠だが、田草が学校に侵入し警報が鳴ったとされる時刻、絵里には確固たるアリバイがあった。強い動機と信念を持って田草を殺害した絵里。その犯行を裏付けるためには決定的な証拠が必要……。はたして翡翠は、絵里の犯行を100%証明することができるのか!?