大手航空会社で2800人の整備士の頂点に立ち、「親分」の愛称で慕われる整備士、杉本好夫(59)。高校を出てからこの道42年、髪の毛1本よりも繊細な精度で修理する“神業”職人だ。巨大な飛行機が1mm以下の単位で修理され、古い部品がまるで新品のように元に戻る超絶技巧の持ち主。今回、10年に一度と言われる珍しい故障が持ち込まれた。異変が起きたのは、わずか1cmのボルト。杉本は、難局をどう乗りこえるか。