楽しむ心が、道を拓(ひら)く

“駅弁販売のカリスマ”として全国から注目を集める三浦。専業主婦だった44歳の時、駅弁を販売する会社でパート販売員として働き始めると、担当する売店の売り上げは急上昇。53歳で埼玉・大宮営業所の所長に抜擢された。現在、JR大宮駅構内の売店など9つの店舗で100人を超える部下を統括している。 三浦は、出勤する日は必ず部下たちと店頭に立つ。接客する時に大切にしていることは消費者の立場で考えること。三浦は専業主婦時代、「まだ買うか決めていない時に押し売りのように店員に声をかけられるのが嫌だった」という。その経験から店に立ち寄る人すべてが駅弁を買うと決めていると考えず、場合によっては、そっと見守ったり、世間話をしながら、買うと決めるまで待つ。その客がどの駅弁にするか具体的に悩み始めてから、それぞれの商品の個性や特徴を正直に伝えアドバイスする。客が買ってよかったと納得して駅弁を食べてもらうことを、何よりも大切にしている。こうした姿勢が、店の売り上げを結果的に伸ばすことになると三浦は考える。

日本語
  • Originally Aired August 20, 2012
  • Runtime 48 minutes
  • Network NHK
  • Created May 2, 2023 by
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  • Modified May 2, 2023 by
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