アフリカで“希望”と慕われる、ひとりの日本人。小児科医・公文和子(56)。ケニアで、障害児の支援施設をゼロから立ち上げ、行き場のない子どもたちを10年にわたり支えてきた。内戦下の病院で、助けられなかった数多くの幼い命。もう一度生きる意味をくれた、子どもたちとの出会い。途方もない格差や差別、命が喜ばれることが、決して当たり前ではない日常の中で、公文が描く未来。希望の物語。