ショムニいちの“切れ者”梅(宝生舞)が、海外社員派遣制度の最終試験に臨むことになった。仲間の課員には、黙っての受験だった。千夏(江角マキコ)は、その狭い了見に憮然とする。
ショムニは「お中元泥棒」防止のため、次の日の日曜日、出勤することになった。梅を除く課員は、「お中元の見張り」にいそしんでいた。佐和子(京野ことみ)は梅の心配をするが、千夏は「ほっときな、溶け込まない奴は」とつれない。
だが、梅は、なぜか会社に来ていた。ロビーで、不思議な少女(山口このみ)に出会う。名前は「桜」。生意気で我が強く梅にそっくりの性格である。
ショムニが見張りをしていると、社長(久保晶)が登場。佳奈(櫻井淳子)がデートに誘ったのである。また、すぐに、美園(戸田菜穂)を筆頭とする秘書課の面々がやって来た。さらに右京(石黒賢)も。仕事の書類を捜しに来たのだと言う。また人事部の二人組寺崎(高橋克実)と野々村(伊藤俊人)も、常務・専務と共にやって来た。ゴルフ帰りに、ビールや酒などを飲もうという魂胆だった。「もう10年来やってます」と平然と言い放つ寺崎と野々村。「お中元泥棒」として現行犯で捕まえる。社長、美園、右京さらにショムニ全員が登場。
だが、その時、大地震が・・・。全員が地下の庶務二課に閉じ込められてしまった。上階にいるはずの梅が、助けの頼りである。
梅と桜は無事であった。ころんだ桜のかばんから飛び出した絵には、似顔絵が描いてあった。「父の日」に働く父親に会いに来たことを梅は察した。「勇気を出して会いに行きなさい」と勧めながら梅自身は、試験の会場に向かおうとするが、そこにまた地震が襲う・・・。